はじめに
地下鉄駅、地下駐車場、公共施設用トンネルなどの都市部における深層掘削プロジェクトでは、深さ30~50メートルまでの垂直な土砂の除去が必要となる場合が多くあります。従来のロングリーチ型掘削機やクレーンは、このような条件下では非効率的であり、安全性にも欠けます。そこで、クラムシェル式伸縮アームが画期的な解決策を提供します。

クラムシェル・テレスコピックアームとは?
クラムシェル・テレスコピックアームとは、クラムシェルグラブを装備した重荷重対応の伸縮式ブームであり、専用の機械(多くの場合、クローラキャリアやベースフレーム)に搭載されます。これにより、従来の方法では非現実的あるいは危険を伴う、深く狭いシャフト内での精密な垂直掘削が可能になります。

メリット
深部掘削能力:斜面切削を必要とせず、最大50メートルの深さまで到達可能
グラブ制御の精度:油圧式クラムシェルバケットにより、正確な土砂除去が可能
コンパクトな設置面積:混雑した都市部の現場や、アクセスが制限された地下室に最適
高い生産性:迅速な掘削サイクルにより、全体の施工期間を短縮
作業員の安全性:遠隔操作により、作業員を危険区域から遠ざける

用途
地下鉄・地下鉄駅の掘削
都市部の地下室および高層ビルの基礎工事
公共設備(電気、排水、通信)用のシャフト建設
地下貯水槽および浄水場

擁壁およびスラリーウォールの掘削後の清掃